2025年2Qのインターアクション(7725)は、IoTやインダストリー4.0関連製品の販売好調が大きな注目ポイントとなりました。
これらの成長分野への積極的な展開により、同社は業績面で着実な成果を上げています。
この記事では、最新決算の詳細分析や市場の評価、そして今後の株価予測についてわかりやすく解説します。
インターアクションの事業内容は?
インターアクションは、精密機器分野で多岐にわたる事業を展開しています。
主な事業内容は以下のとおりです。
IoT関連事業
CMOSイメージセンサやCCDの検査用光源装置の開発・製造・販売を行っており、この分野で世界トップクラスのシェアを誇ります。
AI技術を活用した外観検査装置を提供し、製造業の品質管理を支援しています。
環境エネルギー事業
環境関連製品の開発・提供: 持続可能な社会の実現に向け、環境負荷の低減やエネルギー効率の向上を目指した製品を開発・提供しています。
インダストリー4.0推進事業
製造業の効率化と高度化を推進するため、IoTやAI技術を活用した製品やサービスを提供しています。
インターアクションの決算分析(2025年5月期決算短信)
2025年1月10日に発表された2025年5月期の決算短信を基に、決算分析をしています。
インターアクションの決算情報は株探で確認できます。成長性や収益性、業績修正の一覧を確認するには、株探プレミアムの申し込みが必要です。
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決算短信とは?株初心者が知っておくべきポイントを詳しく解説
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今回の決算で重視するべき点は下記の通りです。
- 売上・利益の大幅増加
- セグメント別の好調
- キャッシュ・フロー改善
- 業績予想修正
それぞれについて詳しく見てみましょう。
売上・利益の大幅増加
・売上高:前年同期比 35.8% 増加(4,044百万円)
・営業利益:前年同期比 200.7% 増加(1,182百万円)
・親会社株主に帰属する純利益:206.0% 増加(825百万円)
セグメント別の好調
・IoT関連事業
・売上高:64.8% 増加
・セグメント利益:136.3% 増加
国内顧客向け検査用光源装置や瞳モジュールの販売好調。
・インダストリー4.0推進事業
・売上高:14.0% 増加
・セグメント利益:727.3% 増加
精密除振装置など収益性の高い製品が好調。
キャッシュ・フロー改善
営業活動によるキャッシュフロー:2,332百万円の収入(前年同期401百万円)
売上債権減少や棚卸資産の減少が寄与。
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キャッシュフローとは?計算書の読み解き方と実践的分析で投資判断を極める
業績予想修正
・売上高:6,560百万円 → 6,696百万円(2.1% 増加)
・営業利益:32.4% 増加(1,306百万円)
・純利益:39.0% 増加(906百万円)
収益性の高い製品販売が想定を上回る。
インターアクションの株価予測(2025年5月期決算短信)
IoT事業やインダストリー4.0事業の好調が明確に示されており、特に収益性の高い製品の販売拡大が市場評価につながる可能性大です。
目標株価の予測
1月14日に目標株価を設定
1,238円~1,704円を目標
次の決算発表(約3ヶ月後)までの目標株価です。これは独自のルールに基づいて算出していますが、必ずしもこの株価に到達するとは限りません。
目標株価の結果
最高値の株価
予測した目標株価の結果は、次の決算発表までに追加予定です。
インターアクションのチャート分析
チャート画像は「TradingView」のものを使用しています。日足以外のチャートは、TradingViewのサイトかアプリてご確認ください。
まとめ
2025年5月期第2四半期の決算を基にしたインターアクション(7725)を分析し予測を出しました。
IoTやインダストリー4.0関連製品の販売好調、業績予想修正などが材料視されています。
投資判断の参考にしていただければ幸いです。