「寄成って便利そうだけど、なんだか怖い…」
「思ったより不利な価格になったらどうしよう」
そんな不安を感じながらも、寄成のメリットが気になって検索されたのではないでしょうか。
寄成は、うまく使えば寄り付きのチャンスを逃さない強力な注文方法になります。
一方で、仕組みを知らずに使うと、高値づかみ・安値売りにつながることもあり、使いどころを間違えると後悔しやすい注文でもあります。
つまり多くの方が知りたいのは、
✔ 寄成の本当のメリット
✔ どんな場面なら使っていいのか
✔ 失敗しないためには何に気をつけるべきか
この3つではないでしょうか。
この記事では、寄成のメリットをわかりやすく整理しつつ、使うべき場面と避けるべき使い方まで具体的に解説します。
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寄成は確実に売買したい人に向いている

寄成は、値段よりも売買を成立させたい人に向いています。なぜなら、寄り付きという一番最初の取引タイミングで、ほぼ確実に注文が通る仕組みだからです。
たとえば
- 材料が出て朝から大きく動きそうな銘柄
- どうしても寄り付きで手放したいポジション
こういった場面では、指値より寄成のほうが目的に合っています。
価格は選べませんが、約定しないという失敗を避けやすい点が強みになります。
成り行き買いが心配な人は、下記の記事をぜひご覧ください。
1. 寄成とは寄り付き限定の成行注文
寄成とは、その日の最初の値段(始値)で自動的に売買される注文方法です。
価格は選べない代わりに、寄り付きで成立しやすい注文になります。
板に並んでいる指値注文よりも優先されやすく、売買が成立しやすい特徴があります。
ポイントは次の通りです。
- 価格は自分で決められない
- 寄り付きの注文状況で始値が決まる
- 最初の取引で成立させることが目的
寄成は、値段を選ぶ注文ではなく、タイミングを選ぶ注文と考えると理解しやすくなります。
2. なぜ寄成が選ばれるのか?
寄成が使われる最大の理由は、約定の確実性が高いことにあります。
指値注文は価格を決められる反面、そこに届かなければ売買は成立しません。
一方で寄り付きは、一日の中でも特に値動きが大きくなりやすい時間帯です。チャンスも多い反面、動きが速いため迷っていると機会を逃してしまいます。
寄成が活躍する理由は次の通りです。
- 指値だと約定しないリスクがある
- 寄り付きは短時間で大きく動くことが多い
- チャンスを逃さないための手段として使われる
つまり寄成は、価格よりも参加することが大事な場面で選ばれる注文方法です。
寄成のメリットとは?使われる理由を解説
ここからは、寄成のメリットを具体的に見ていきます。
寄成は機会損失を防ぐ注文方法と言えます。
指値で待っていて入れなかった経験はないでしょうか。
寄成はそうした「入りたかったのに入れなかった」という後悔を減らしてくれます。特に短期売買では、この差が結果に直結することもあります。
メリット① 寄り付きで高確率で約定する
最大のメリットは、やはり約定のしやすさです。
寄成は、参加できない失敗を防ぎやすい注文方法になります。
理由はシンプルで、成行扱いのため売買の順番が回ってきやすいからです。
寄り付きに注文が集中しても、約定する可能性は高くなります。
主な利点はこちらです。
- 成行扱いのため優先されやすい
- 指値が届かない心配が少ない
- チャンスを取り逃しにくい
入りたいのに入れないというストレスを減らせる点は、特に初心者にとって安心材料になります。
メリット② 急な材料・ニュースに対応しやすい
寄成は、夜間に出た材料にすぐ対応できる点も強みです。なぜなら、前日のうちに注文を入れておけば、朝の寄り付きで自動的に売買されるからです。
朝は忙しく、板を見る時間がない方も多いでしょう。寄成なら準備を前日に済ませられます。
具体的なメリットは以下です。
- 決算や材料発表に素早く対応できる
- 前夜に戦略を決めて注文できる
- 朝の判断ミスを減らせる
寄成は、時間がない人にとっても心強い注文方法と言えます。
材料の確認は、株探(かぶたん)がおすすめです。
メリット③ 注文ミスが起きにくい
寄成は価格を入力しないため、操作ミスが起きにくい注文方法でもあります。
指値注文では、桁を間違えるなどのミスが起きることがあります。
寄成なら金額入力が不要なので、そのリスクを減らせます。
主な理由は次の通りです。
- 価格入力の間違いが起きない
- 注文手順がシンプル
- 刺さらなかったという後悔が減る
特に慣れていない方ほど、シンプルな注文方法は安心材料になります。
メリット④ 短期トレードと相性が良い
寄成は、短い期間で売買する手法と相性が良いです。寄り付きの勢いを取りに行く戦略に向いています。
短期売買では、最初の動きがその日の流れを作ることも多くなります。そこで乗り遅れないことが重要になります。
相性が良い理由はこちらです。
- 寄り付きの勢いにすぐ乗れる
- 初動を逃しにくい
- 売買のタイミングを明確にできる
まず参加することを重視する手法では、寄成は非常に使いやすい注文方法です。
寄成を使うべき場面|効果を発揮する具体例
寄成はいつでも使えば良いわけではありません。結論から言うと、価格よりもスピードが大事な場面で使うのが正解です。
ここでは、実際に寄成が活躍する場面を紹介します。
1. ギャップアップ・ギャップダウンが予想される時
大きく窓を開けて始まりそうな日は、寄成が有効です。
理由は、指値では届かない可能性が高いからです。特に材料が出た翌日などは、想像以上の値段で始まることもあります。
この場面でのポイントは次の通りです。
- 指値が置き去りになることがある
- まずポジションを持つことが優先になる
- 初動の流れに乗りやすい
値段より参加が大切な代表的な場面です。
2. 寄り付き直後の値動きを取りたい時
寄り付き直後は一気に動くことがあります。その動きを取りたい場合、寄成は役立ちます。
押し目を待つ戦略ではなく、まず流れに乗る戦略に向いています。
特徴は以下の通りです。
- 初動の勢いをつかみやすい
- 判断の迷いを減らせる
- 乗り遅れを防ぎやすい
スピード勝負の場面で効果を発揮します。
3. ロスカットを急ぐ必要がある時
悪い材料が出た時は、早く逃げることが最優先です。この場面でも寄成は有効になります。
理由は、指値で待っている間にさらに下がる恐れがあるからです。
意識したい点はこちらです。
- 大きく下げそうな時は早めの判断が大切
- 逃げ遅れによる損失拡大を防げる
- 価格よりスピードを優先できる
損失を広げないための手段として、寄成は有効に働きます。
寄成のデメリットも理解しておこう
メリットだけでなく、弱点も知ることが大切です。
寄成は価格を選べない分、不利な値段で約定することがあります。そのため、状況を見ずに使うと後悔につながることがあります。
1. 思ったより高値掴み・安値売りになることがある
寄り付きは注文が集中するため、値段が大きく動くことがあります。その結果、思っていたより高く買ってしまう場合もあります。
理由は、買い注文と売り注文のバランスで始値が決まるからです。
注意点は以下です。
- 寄り付きは値動きが荒れやすい
- 想定外の価格で約定することがある
- 値段を細かく気にする人には向かない
価格重視の場面では、他の注文方法の方が適しています。
2. 板の薄い銘柄では価格が飛びやすい
売買が少ない銘柄では、寄成は特に注意が必要です。理由は、少ない注文で価格が大きく動くからです。その結果、極端に不利な価格になることもあります。
主なリスクはこちらです。
- 値段が一気に飛ぶことがある
- 思わぬ損失につながる可能性
- 売買が活発な銘柄の方が安全
流動性の低い銘柄では、寄成は慎重に使うべきです。
寄成で失敗しないコツ|初心者が気をつけるポイント
寄成は便利ですが、準備なしに使うのは危険です。事前の確認が結果を大きく左右します。
ここでは、失敗を減らすためのポイントを紹介します。
1. 前日の材料・PTS・気配を必ず確認する
何も見ずに寄成を出すのは危険です。
なぜなら、想定外の動きに巻き込まれる可能性があるからです。
確認すべきポイントは次の通りです。
- 決算や材料の有無
- 夜間取引の値動き
- 寄り前の気配の強さ
準備をするだけで、失敗の確率は大きく下がります。
ただし、寄り前の気配は注意が必要です。下記の記事で、ダマシが多い理由を解説しています。
2. 値幅の大きい銘柄ではロットを抑える
値動きが激しい銘柄では、数量を抑えることが大切です。
理由は、予想以上に振れることがあるからです。
対策はシンプルです。
- 最初は少なめにする
- 想定外の損失を防ぐ
- 慣れてから増やす
資金管理を意識することで、安心して使えるようになります。
3. 板が薄い銘柄には使わない
売買が少ない銘柄では、寄成は不利になりやすいです。
理由は、少量の注文でも値段が大きく動くからです。
意識したい点はこちらです。
- 出来高が少ない銘柄は避ける
- 売買が活発な銘柄を選ぶ
- 価格のブレを小さくする
環境を選ぶだけでリスクは減らせます。
4. 寄り天・寄り底パターンを理解しておく
寄り付きがその日の高値や安値になることもあります。
これを知らずに飛び乗ると失敗しやすいです。
対策としては次の通りです。
- 初動だけで判断しない
- 事前に値動きの型を学ぶ
- 焦らず冷静に対応する
パターンを知ることで、無駄な損失を防ぎやすくなります。
寄り天に関しては、以下記事で詳しく解説しています。
まとめ:寄成は価格よりタイミングを優先したい人の武器
寄成のメリットは、寄り付きでほぼ確実に売買できる点にあります。
チャンスを逃さず相場に参加できるのは、大きな強みです。
ただし、価格を指定できないため、状況を見ずに使うと不利な約定につながることもあります。だからこそ大切なのは、いつ使うかを理解することです。
寄成が向いているのは、
- 寄り付きの初動に乗りたいとき
- 急な材料で早く売買したいとき
- 約定しないリスクを避けたいとき
一方で、
- 値段を細かくこだわりたい場面
- 売買が少ない銘柄
では慎重になる必要があります。
寄成は万能ではありませんが、正しく使えば強力な武器になります。
価格よりタイミングを優先する場面でこそ、本当のメリットが発揮される注文方法と覚えておきましょう。

