決算分析と予想

【2024年4Q】新日本製薬(4931)の決算分析と株価予測!ECやインフルエンサー施策が好調

※本ページにはプロモーションが含まれています。

新日本製薬(4931)の2024年4Q決算が発表されました。

化粧品やヘルスケア商品の売上が好調を維持し、ECやインフルエンサーとの連携が効を奏したことが伺えます。

この記事では、最新の業績内容を詳しく分析し、今後の株価予測についても解説します。

株探プレミアム

株探プレミアムなら、成長性や収益性、業績修正の一覧を確認することができます。
初回なら30日間無料で試すことができます。

新日本製薬の事業内容は?

新日本製薬の事業内容は?

新日本製薬は、主に「美容」と「健康」分野に特化した商品を提供する企業です。

以下が主要な事業内容です。

1. 化粧品事業

主力ブランド「PERFECT ONE」: シリーズ製品としてスキンケア商品が豊富で、特にオールインワンジェルが人気です。

若年層向けライン「PERFECT ONE FOCUS」: クレンジングバームや美容液といった製品が展開され、SNSやインフルエンサーと連携したマーケティングが行われています。

通信販売(EC)、ドラッグストアなどの実店舗、国内外のECサイトでの販売が主流です。

2. 健康食品事業

主力商品「Wの健康青汁」: 機能性表示食品で、健康志向の顧客向けの青汁製品として人気を集めています。

新商品「Slimore Coffee」: ダイエットをサポートするコーヒー飲料で、テスト販売の結果も好調。今後は更なる成長を目指し、マーケティング投資が強化される予定です。

アマニ油やMCTオイルといった健康志向のオイル商品もラインナップし、ドラッグストアやECでの販売が強化されています。

3. 海外展開

米国・アジア市場への進出: 主力ブランド「PERFECT ONE」「PERFECT ONE FOCUS」のテスト販売が進行中。米国市場では、雑誌やインフルエンサーとの連携による認知度向上を図りつつ、ASEAN地域では新しい戦略により再成長を目指しています。

4. マーケティング戦略

データベースマーケティングの強化: 顧客データを活用したマーケティングに注力し、LTV(顧客生涯価値)の向上を目指す戦略を推進。

インフルエンサー施策: 若年層に人気のインフルエンサーとコラボレーションし、SNSを中心としたプロモーション活動も活発に行われています。

新日本製薬の決算分析(2024年9月期決算短信)

2024年11月12日に発表された2024年9月期の決算短信を基に、決算分析をしています。

新日本製薬の決算情報は株探で確認できます。成長性や収益性、業績修正の一覧を確認するには、株探プレミアムの申し込みが必要です。

決算短信とは?財務状態と業績を把握するための報告書
決算短信とは?株初心者が知っておくべきポイントを詳しく解説

決算短信とは、株式投資において重要な情報源の一つです。将来の見通しやリスク要因なども掲載し、投資判断の裏付けとなる重要な参考資料として活用されています。 この記事では、決算短信の基本的な意味や内容、投 ...

続きを見る

今回の決算で重視するべき点は下記の通りです。

  • 売上高と利益の成長
  • 財務状況
  • ECとインフルエンサー活用の効果
  • 成長を支える新商品投入とマーケティング強化
  • キャッシュ・フローの安定

それぞれについて詳しく見てみましょう。

1. 売上高と利益の成長

・売上高は40,043百万円で前年同期比6.3%増
・営業利益は4,176百万円で前年同期比11.3%増
・経常利益は4,103百万円で前年同期比10.3%増
・親会社株主に帰属する当期純利益は2,795百万円で前年同期比16.7%増

売上高は前年同期比6.3%増で40,043百万円、営業利益も前年同期比11.3%増で4,176百万円となり、全体的に成長基調です。

特に親会社株主に帰属する当期純利益が前年同期比16.7%増と好調であり、企業の収益性改善が見られます。

2. 財務状況

・総資産は27,222百万円で1,720百万円増加
・負債は5,430百万円で410百万円減少
・純資産は21,792百万円で2,131百万円増加

3. ECとインフルエンサー活用の効果

主力商品の「PERFECT ONE」と若年層向け「PERFECT ONE FOCUS」はインフルエンサー施策が成功し、EC売上が大きく成長。

特に新商品の美容液「VCレチ スムースセラム」や「Wの健康青汁」が好調であり、ブランド価値が向上しています。

4. 成長を支える新商品投入とマーケティング強化

Slimore Coffee」など新商品のテスト販売も好調で、さらなるマーケティング投資で売上増を見込んでいます。

新たな中期経営計画「Growth Next 2027」により、売上520億円、営業利益60億円、ROE15%を目標としており、成長戦略が明確化されています。

5. キャッシュ・フローの安定

営業キャッシュ・フローは前年より減少していますが、増加する売上債権や法人税支払いの影響と考えられます。キャッシュポジションは堅調で、健全な財務運営が続いています。

キャッシュ・フローとは?計算書の見方と分析例で分かりやすく解説

キャッシュ・フローとは?重要性とその見方を解説!
キャッシュ・フローとは?計算書の見方と分析例で分かりやすく解説

キャッシュ・フローは、株式投資をしている方や、ビジネスに興味のある方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。 でも、具体的にどんな意味があるのか、どうやって見るべきかをしっかり理解している方は少 ...

新日本製薬の株価予測(2024年9月期決算短信)

売上や利益が前年同期を上回る成長を遂げていることから、短期的には株価のプラス要因と考えられます。

ECやインフルエンサー施策が好調で、今後も安定的な成長が期待されるため、投資家の信頼を高める材料です。

目標株価の予測

11月13日に目標株価を設定

1,973円~2,011円を目標

次の決算発表(約3ヶ月後)までの目標株価です。これは独自のルールに基づいて算出していますが、必ずしもこの株価に到達するとは限りません。

目標株価の結果

最高値の株価

予測した目標株価の結果は、次の決算発表までに追加予定です。

新日本製薬のチャート分析

新日本製薬のチャート分析

チャート画像は「TradingView」のものを使用しています。日足以外のチャートは、TradingViewのサイトかアプリてご確認ください。

まとめ

2024年9月期の決算を基にした新日本製薬(4931)を分析し予測を出しました。

全体として、業績の成長と将来の成長戦略が明確であるため、株価にはポジティブな影響が期待されますが、外部環境の不確実性も考慮する必要があります。

投資判断の参考にしていただければ幸いです。

-決算分析と予想