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株の含み損を気にしないようにするには?実践している5つの方法を詳しく解説

2024年7月4日

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株の含み損を気にしないようにするには?実践している5つの方法を詳しく解説

株をしていると、誰しも含み損を経験するものです。しかし、含み損を過度に気にしすぎると、冷静な投資判断ができなくなることがあります。

こんな時こそ、冷静さを保ち、感情に流されないことが大切です。

そこで今回は、私が実践している「株の含み損を気にしないための5つの方法」を詳しく紹介します。これらの方法を取り入れれば、投資に対する不安を和らげられるはずです。

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株の含み損を気にしないようにする方法

株の含み損を気にしないようにする方法

株の含み損を気にしないようにする方法を理解し、実践することで、冷静な判断力を保ち、長期的な投資成功につなげることができます。

以下に、含み損を気にしないようにする方法をご紹介します。

  • 長期的な視点を持つ
  • 損切りを設定する
  • 投資の目的を明確にする
  • 分散投資を行う
  • 感情をコントロールする

それぞれについて詳しく見てみましょう。

1. 長期的な視点を持つ

株式投資は短期的な株価変動に左右されやすいものですが、長期的な視点を持つことで一時的な含み損を気にしないようにすることができます。

成功している多くの投資家は、数年から数十年というスパンでの成長を見据えています。

長期的な視点を持つことで、短期的な市場の動きに一喜一憂せず、冷静に対処することが可能です。

具体的な方法

  • 業績や成長ポテンシャルを確認し、長期的に成長する見込みがある企業に投資します。
  • 過去のチャートや市場の動向を確認し、長期的に上昇傾向にあることを確認します。

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2. 損切りを設定する

株を購入したら、同時に損切りラインを設定しましょう。これにより、最大の損失が事前に分かるため、含み損が発生しても気にならなくなります。

設定した損切りラインを超えた場合には、感情的な判断を避けて自動的に売却することで、大きな含み損を防ぐことができます。

具体的な方法

  • 購入価格の5%~10%下がった時点で損切りを行います。
  • ストップロス注文機能を活用し、設定した価格に達したら自動的に売却します。

3. 投資の目的を明確にする

投資には様々な目的があると思います。退職資金の積立て、子供の教育資金の準備、あるいは余剰資金の運用などがその例です。

含み損が出たとしても、その目的を思い出し、長期的な目標に向かっていることを意識することが重要です。目的が明確であれば、一時的な価格変動による心の揺れも軽減されます。

具体的な方法

  • 短期、中期、長期の投資目標を設定し、それに基づいた投資計画を作成します。
  • 自分がどの程度のリスクを許容できるかを確認し、それに応じた投資を行います。

4. 分散投資を行う

1つの銘柄に集中せず、複数の銘柄に投資することで、リスクを分散することができます。

含み損が発生した銘柄があっても、他の銘柄の含み益で相殺でき、全体の損失を抑えることができます。

異なる分野に資金を分けて投資することで、ポートフォリオ全体のバランスを取ることができます。また、国内外の株式に分散投資することで、地域リスクも軽減できます。

具体的な方法

  • テクノロジー株、ヘルスケア株など、異なる分野に資金を分けて投資をします。
  • 株式だけでなく、債券や不動産など他にも投資することで、リスクを分散させます。

5. 感情をコントロールする

最後に重要なのは、投資における感情のコントロールです。

株価の変動によって焦ることなく、冷静に市場の状況を分析し、感情に振り回されないようにすることが成功の鍵です。

含み損が出ても、計画通りに進めることが最終的な成果につながります。

具体的な方法

  • ヨガや深呼吸、瞑想などのリラクゼーション技術を日常生活に取り入れます。
  • 日記をつけます。自分の感情や考えを記録することで、客観的に状況を見直すことができます。

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株の含み損を放置するリスク

株の含み損を放置するリスク

含み損を放置することにはいくつかのリスクがあります。これらのリスクを理解し、適切に対処することで、投資パフォーマンスを向上させることができます。

以下に、含み損を放置するリスクと対策について説明します。

  • 資金拘束のリスク
  • ポートフォリオのバランス崩壊
  • 自信喪失とモチベーションの低下
  • 大幅な損失のリスク
  • 信用取引のリスク

それぞれについて詳しく見てみましょう。

1. 資金拘束のリスク

含み損を抱えた株式を保有し続けると、その資金が拘束され、新たな投資機会を逃してしまう可能性があります。塩漬けと言われ、特に初心者がやってしまうことです。

市場には常に新しい投資チャンスが存在するため、資金を有効に活用できないことは機会損失となります。

対策

  • 資金が拘束されないように、損切りルールを決めましょう。損切りラインを設定し、そのラインに達したら躊躇せずに売却することで、資金を解放します。
  • 定期的にポートフォリオを見直し、含み損を抱えた株式が資金拘束の原因になっていないか確認します。

2. ポートフォリオのバランス崩壊

含み損を抱えた株式を長期間保有することで、その株式がポートフォリオ全体に占める割合が相対的に高くなります。

これは、他の資産のパフォーマンスが良好な場合でも、含み損の影響で全体のバランスが崩れる原因となります。

対策

  • ポートフォリオの定期的なリバランスを行うことで、資産配分のバランスを保つことができます。リバランスとは、目標とする資産配分に合わせて、含み損を抱えた株式を売却し、他の資産に再投資することを意味します。

ポートフォリオについては、「効果的なポートフォリオの作り方!リスク分散から経済情勢への対応まで解説」からご覧ください。

3. 自信喪失とモチベーションの低下

含み損を放置することで、自分の投資能力に対する自信を失い、投資へのモチベーションが低下することがあります。

これにより、投資活動そのものが停滞する可能性があります。冷静な判断が難しくなり、感情による売買が行われる可能性もあります。

対策

  • 含み損を抱えた株式を売却し、損失を確定させることで、ポートフォリオをリセットし、新たな投資で成功体験を積みます。
  • 継続的に投資に関する知識を増やし、成功の確率を高めることで、自信を回復させます。

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4. 大幅な損失のリスク

市場環境が悪化すると、含み損がさらに広がり、大きな損失を抱えるリスクがあります。

特に、経済危機や企業の業績悪化といった予期せぬ事態が発生した場合、損失がさらに増大する可能性が高まります。

対策

  • 一定の価格で自動的に売却するストップロス注文を活用し、損失を限定します。
  • 市場の動向をチェックし、予期せぬ事態が発生した場合に迅速に対応できるように準備します。

5. 信用取引のリスク

含み損を放置し続けると、その株式の評価が低下し、信用取引での取引資金や証拠金のカバーが不足する可能性があります。これにより、追加の損失を被るリスクが生じます。

特に、空売りの含み損を放置することは非常に危険です。

空売りの場合、株価が上昇すると損失が発生しますが、その損失は理論的には無限大に達する可能性があります。株価の上昇に制限がないため、含み損がどんどん拡大することがあります。

対策

  • 十分な証拠金を維持することが重要です。株価の変動によって証拠金の要件が変わることもありますので、定期的にチェックし、不足しないようにします。
  • 空売りを行う際には、事前に損切りラインを設定し、含み損が一定の範囲を超えた場合には速やかにポジションを解消することが重要です。

株の含み損を損切りするタイミング

株の含み損を損切りするタイミング

含み損を損切りするタイミングを見極めることは、投資家にとって重要なスキルです。

適切なタイミングで損切りすることで、さらなる損失を防ぎ、資金を有効に活用できます。

以下に、損切りのタイミングを方法をご紹介します。

  • 損切りラインを設定する
  • テクニカル分析を活用する
  • ファンダメンタルズを確認する
  • 感情を排除する
  • 市場のトレンドを見極める

それぞれについて詳しく見てみましょう。

1. 損切りラインを設定する

自分のリスク許容度に基づいて、あらかじめ損切りラインを設定します。

一般的には、購入価格の5%~10%下がった時点で損切りを行う投資家が多いです。

曖昧な基準ではなく、具体的な価格やパーセンテージで損切りラインを設定します。

具体的な方法

  • 株式を購入する際に、損切りラインを決定しておく。証券会社のストップロス注文機能を活用し、設定した価格に達したら自動的に売却するように設定します。

2. テクニカル分析を活用する

株価のサポートライン(下値支持線)を割り込んだ場合、さらに下落する可能性が高いため、その時点で損切りを検討します。

短期、中期、長期の移動平均線を参考にし、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下回った場合は売却のサインとすることができます。

具体的な方法

  • 株価チャートを定期的に分析し、サポートラインや移動平均線の動きを確認します。
  • MACDやRSIなどのテクニカル指標を設定し、売却のサインが出た時点で損切りを行います。

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3. ファンダメンタルズを確認する

企業の四半期決算や業績予測が悪化した場合、将来的な成長が見込めないと判断し、損切りを行うタイミングとなります。

業界全体の動向や経済情勢の変化がネガティブな影響を与える場合も、損切りを検討します。

具体的な方法

  • 決算発表や業界ニュースをチェックし、ネガティブな情報が出た場合は早めに対応します。
  • 収益性、成長性、財務健全性などの指標を見直し、悪化が見られた場合は売却を検討します。

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4. 感情を排除する

感情に左右されず、冷静に損切りラインやテクニカル指標に基づいた判断を行います。

あらかじめ立てた損切り計画に従い、実際の状況に応じて計画を変更しないようにします

具体的な方法

  • 自分で設定したルールに従い、感情に左右されずに行動します。
  • 投資の専門家やアドバイザーの意見を参考にし、客観的な判断を行います。
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5. 市場のトレンドを見極める

相場全体が下降トレンドにある場合、含み損を抱えた株式もさらなる下落が予想されるため、早めの損切りが有効です。

出来高が増加しながら株価が下落する場合は、売り圧力が強まっているサインとなります。

具体的な方法

  • 相場全体のトレンドを分析し、下降トレンドが続く場合は早めに手放します。
  • 日々の出来高をチェックし、売り圧力が強まっている場合は損切りを検討します。

まとめ

株式投資において含み損を完全に避けることはできませんが、紹介した方法を実践することで、含み損を気にしすぎずに冷静な投資判断を続けることができます。

株は長期的な成長を目指すものであり、一時的な損失に惑わされず、目標に向かって進むことが大切です。

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